エンジニアはIT業界内で先進的な開発業務に携わることもできる一方、業界外でITに詳しい人材として社内SEなどとして働くこともできます。人によってどちらを選ぶと良いかは異なりますが、全体的な傾向としては業界内で働くことが選ばれています。その理由は、成果がわかりやすくてモチベーションを上げやすいという魅力があるからです。
IT業界は新参の業界という兼ね合いもあって、欧米の文化の影響を大きく受けています。成果主義の考え方が浸透していて、実力があってきちんと実績を作り上げている人に高い評価をしてくれるのが特徴です。逆に年齢が高くても実力がなかったり成果が出ていなかったりした場合、相応の評価を受けることになります。頑張れば成果が出て、高く評価されるという仕組みがやりがいになるため、IT業界で働きたいというエンジニアが多くなっています。
評価の仕方は企業によって違いがあるものの、基本的には個人に対して直接的なメリットがある形で報酬を受けられます。典型的なのが昇給やボーナスで、成果が出たら昇給、臨時報酬といった形の対応が一般的です。
また、実績を積み上げてきた人が年齢を問わずに昇格してもらえるということも多く、若くしてプロジェクトマネージャークラスになっているエンジニアも少なくありません。努力がはっきりとした形で報われるという期待が大きいことから、IT業界で頑張り続けて成功したいというエンジニアが増えています。